公開日: |最終更新日時:
屋根の漆喰補修工事を依頼する前に知っておきたい基本的なポイントを解説します。
屋根の漆喰補修工事とは、どのような工事なのでしょうか。概要と費用の目安、頻度、流れについてみていきましょう。
屋根の棟と瓦の隙間は、漆喰で埋められています。漆喰で隙間を埋める目的は、瓦同士を固定することと瓦の下にある葺き土を風雨から守ることです。ちなみに、漆喰は消石灰につなぎ(糊など)を加えて水で練ったものを指します。経年で劣化するため、定期的な補修工事が必要です。これを、屋根の漆喰補修工事といいます。
漆喰の劣化を放置していると、剥がれている部分から雨水が侵入して屋根が劣化してしまいます。具体的には、棟の葺き土が流れ出てしまう、瓦がずれてしまう、雨漏りがするなどの症状が現れます。漆喰の劣化や瓦のずれ、雨漏りに気づいた場合は、屋根の漆喰補修工事を検討するべきといえるでしょう。
漆喰補修工事は、漆喰詰め直し工事と棟瓦取り直し工事に大きくわかれます。漆喰詰め直し工事は、劣化した漆喰を取り除いて新しい漆喰を詰める工事です。既存の漆喰が剥がれているときや割れているときに検討します。劣化が軽度なときに有効な漆喰補修工事といえるでしょう。工期はケースで異なりますが、1日程度で終わることが一般的です。
棟瓦取り直し工事は、古い棟を撤去して新しい棟を設置する工事です。新しい棟瓦に、新しい漆喰を詰めていきます。漆喰が完全に崩落しているときや瓦がずれているときなどに検討します。劣化が進んでいるときに有効な漆喰補修工事といえるでしょう。工期の目安は5日前後です。
屋根の漆喰補修工事には、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。漆喰詰め直し工事、棟瓦取り直し工事とも、依頼する業者、補修する長さで費用は異なります。一般的な費用を示すと、漆喰詰め直し工事は1mあたり5,000円、塗根瓦取り直し工事は1mあたり10,000円程度が目安です。
約30坪の住宅であれば、補修する長さは50m程度になります。したがって、漆喰補修工事(漆喰詰め直し工事)にかかる費用の目安は25万円程度です。ここに足場代として20万円程度が追加されるため、45万円程度で行えると考えられます。ただし、実際の金額はケースで異なります。あくまでも、相場・目安とお考え下さい。
屋根瓦と漆喰の寿命は異なります。屋根瓦の寿命は50~70年程度です。これに対し、漆喰の寿命は15~20年程度と考えられています。この期間を過ぎると、剥がれやひび割れなどが現れやすくなります。したがって、15年前後を目安に、漆喰補修工事を検討するほうがよいでしょう。
漆喰詰め直し工事の基本的な流れは次の通りです。
棟瓦取り直し工事の基本的な流れは次の通りです。
必要な工事や工事の具体的な流れは、屋根の状態などで異なります。詳しくは、施工業者にご確認ください。
北部・東部エリア
無料診断・見積 | 〇 |
診断士 | 〇 ・雨漏り診断士 ・外装劣化診断士 |
・雨漏り診断士
・外装劣化診断士
主な対応エリア:名古屋市名東区、守山区、長久手市、尾張旭市、瀬戸市、ほか
中部・西部エリア
無料診断・見積 | 〇 |
診断士 | 〇 ・瓦屋根診断士 |
・瓦屋根診断士
主な対応エリア:名古屋市中村区、中区、西区、中川区、熱田区、あま市、津島市、弥富市、ほか
南部・港エリア
無料診断・見積 | 〇 |
診断士 | 〇 ・瓦屋根診断技士 ・屋根診断士 |
・瓦屋根診断技士
・屋根診断士
主な対応エリア:名古屋市南エリア
(要問合せ)
※2020年12月15日調査時点での「屋根修理 名古屋」のgoogle検索で上位18社の中から、「無料見積・診断」を行っており、屋根修理に対して汎用性のある「雨漏り診断士」「外装劣化診断士」「屋根診断士」いずれかの資格者が在籍している会社をピックアップ